ポーズ・跳躍

グラン・ジュテとは?

大きく跳び、空中で両脚を前後に開く豪快な跳躍。

ぐらん・じゅてフランス語 Grand jeté(大きな投げ)

グラン・ジュテとは?

グラン・ジュテは「大きな投げ」という意味のフランス語で、助走から片脚で踏み切って大きく跳び上がり、空中で両脚を前後に開く跳躍です。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典は、ジュテを「投げるステップ=片方の足からもう一方の足へ跳び、動脚を空中へ振り出して投げたように見せる動き」とし、グラン・ジュテでは両脚を90度まで開いて高く跳ぶと説明しています。床と平行になるほど開いた両脚(スプリット)が、宙に静止したかのような印象を与えます。

意味
「大きな投げ」。片脚で踏み切り、空中で両脚を前後に開く跳躍
空中の形
両脚を前後に約90度開くスプリット
助走
グリッサードやパ・クリュから入るのが代表的

グラン・ジュテの動きを3段階で見る

  1. 助走で勢いをつける

    グリッサードやパ・クリュなどの助走で前へ勢いを渡し、踏み切る脚のプリエで床を押す準備をします。ABT のバレエ辞典も、グラン・ジュテは助走を前に置くと説明しています。

  2. 片脚で踏み切り前脚を振り出す

    前の脚を床すれすれから空中へ振り出し(投げ出し)、後ろの脚で床を押して高く跳びます。空中で両脚を前後に約90度まで開きます。

  3. 開いた形を見せて着地する

    開いたスプリットの形を一瞬保ち、宙に留まって見せます。前へ出した脚のドゥミ・プリエでやわらかく受け止めて着地します。

名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。

動き・特徴

ABT のバレエ辞典は、グラン・ジュテはグリッサードやパ・クリュなどの助走を前に置き、前方へはアティチュード・クロワゼやエファセ、各種アラベスクの形で行うと説明しています。跳ぶ瞬間の踏み切りと、空中での脚の開き、開いた形を保つ一瞬、着地のコントロールが見どころです。舞台を斜めに横切って連続で跳ぶ場面は、コーダなどで観客を沸かせる華やかな見せ場になります。

グラン・ジュテをもう少し詳しく

ジュテとグラン・ジュテ

ABT のバレエ辞典は、ジュテを「投げるステップ」とし、片方の足からもう一方の足へ跳び、動脚を空中へ振り出して投げたように見せる動きと説明しています。ジュテには多くの種類があり、あらゆる方向へ行えます。グラン・ジュテはそのうち、両脚を90度まで開いて高く跳ぶ大きな形です。

前後の形と方向

ABT のバレエ辞典は、グラン・ジュテは前方へアティチュード・クロワゼやエファセ、各種アラベスクの形で行うと説明しています。前脚と後ろ脚、上体の向きの組み合わせで見え方が変わります。

助走と見どころ

グラン・ジュテはグリッサードやパ・クリュを前に置き、助走の勢いを上方向へ変えて跳びます。脚の高さだけでなく、開いた形を保って宙に留まって見える一瞬(浮遊感)と、静かな着地までの流れが見どころです。

グラン・ジュテと似た跳躍の違い

踏み切りの脚と、空中での脚の形を見ると、似た跳躍と見分けやすくなります。

比較表は横に動かせます →

グラン・ジュテと似た跳躍の違い
比べる点グラン・ジュテパ・ド・シャアッサンブレ
跳び方片脚で踏み切り、前へ大きく跳ぶ両膝を曲げて引き上げ、横へ跳ぶ片脚で踏み切り、空中で両脚を集める
空中の脚前後にまっすぐ開く(スプリット)両膝を曲げてひし形をつくる両脚を5番にそろえる
着地振り出した脚で着地順に両足へ下りる両足同時に5番

*よくある誤解

「その場で高く跳ぶ技」ではありません。グラン・ジュテは前へ移動しながら跳ぶ跳躍で、助走・踏み切り・空中で開く形・着地の流れ全体で決まります。脚の開き(180度など)の見た目だけを求めて踏み切りや着地が崩れると、かえって重く見えます。無理な開脚は股関節や腰に負担がかかることがあるため、指導者のもとで段階的に練習します。

一緒に知りたいバレエ用語

NEXT STEP

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作品の中で見つける楽しさと、実際に身体で学ぶ機会へつなぎます。