タンデュの軌道を通る
グラン・バットマンは、いきなり脚を放り上げるのではなく、バットマン・タンデュと同じ軌道を通ってから高く上げます。土台となる足と脚の使い方はタンデュと共通です。
基礎
脚をまっすぐ伸ばしたまま高く蹴り上げる、バーレッスンの締め。
グラン・バットマンは「大きく打つ」という意味で、片脚をまっすぐ伸ばしたまま、前・横・後ろへ勢いよく高く蹴り上げ、下ろす動きです。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典は、動脚を股関節から空中へ上げてまた下ろし、両膝を伸ばしたまま、アクセントを下ろす動きに置く運動と説明しています。バーレッスンの終盤に置かれる、もっともダイナミックな基礎のひとつです。
5番などのポジションから、軸足で床を押し、骨盤と上半身をまっすぐ引き上げて土台を固めます。
つま先で床を擦るタンデュの軌道を通り、そこからさらに脚を高く振り上げます。両膝は伸ばしたまま、軸と上半身はぶらしません。
振り上げた脚を、同じ軌道をたどってコントロールしながら下ろします。ABT はアクセントをこの下ろす動きに置くと説明しています。
名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。
バットマン・タンデュと同じ軌道で脚を出しながら、そこからさらに高く振り上げ、同じ道をたどってコントロールして下ろします。軸足で床を押し続け、骨盤と上半身をぶらさずに脚だけを大きく動かすのが要点です。脚を高く保つ力と可動域を養い、跳躍やアラベスク・パンシェなど脚を高く上げる動きの土台になります。
グラン・バットマンは、いきなり脚を放り上げるのではなく、バットマン・タンデュと同じ軌道を通ってから高く上げます。土台となる足と脚の使い方はタンデュと共通です。
ABT のバレエ辞典は、アクセントを上げる動きではなく下ろす動きに置くと説明しています。上げた高さを見せるだけでなく、下ろすところまでコントロールするのが質の高さにつながります。
軸を保ったまま脚を大きく動かす力を養い、跳躍で脚を高く保つことや、アラベスク・パンシェなど脚を高く上げる動きの土台になります。バーレッスンの終盤に置かれることが多い動きです。
どれも脚を前・横・後ろへ動かす基礎ですが、脚をどこまで上げるか、どう動かすかで見分けられます。
比較表は横に動かせます →
| 比べる点 | グラン・バットマン | バットマン・タンデュ | デヴェロッペ |
|---|---|---|---|
| 脚の動かし方 | 勢いよく高く振り上げて下ろす | 床を擦って伸ばしきる(つま先は床から離れない) | 曲げた脚をパッセから方向へゆっくり伸ばす |
| 脚の高さ | 高く空中まで | 床すれすれまで | コントロールしながら高く |
| 養うもの | 脚を高く保つ力と可動域 | 足と脚の正しい使い方の土台 | コントロールと柔軟性 |
「脚を高く蹴り上げるほどよい」と思われがちですが、反動だけで上げるのではなく、軸とラインを保ったまま振り上げ、下ろすまでコントロールすることが大切です。無理に高さを求めると股関節や腰に負担がかかることがあるため、指導者のもとで段階的に練習します。
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