股関節から回す
ターンアウトは足首や膝でつくるのではなく、股関節から脚全体を外へ回してつくります。足先だけを開こうとすると、脚の付け根の回転が伴わず土台が安定しません。
基礎
股関節から脚を外側に開く、すべての動きの土台。
ターンアウト(アン・ドゥオール=「外側へ」)は、脚を股関節から外側に回転させて開くことを指します。足先だけでなく太ももの付け根から外旋させるのが要点で、バレエのほぼすべてのポジションと動きの土台になります。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典も、脚を股関節から外へ回すこと(turn out the legs from the hips)に触れています。
足先を無理に開くのではなく、太ももの付け根(股関節)から脚全体を外側へ回します。回す動きが脚の付け根から始まっているかを意識します。
外へ回したとき、膝の向きとつま先の向きが同じ方向を指すようにそろえます。膝より先だけをねじると関節に負担がかかります。
骨盤を正しい位置に保ったまま、開いた脚の上に上半身を積んで立ちます。開き具合を保てる範囲で使い、崩れる手前でとどめます。
名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。
ターンアウトによって、脚の動きが大きく美しく見え、横方向への動きや跳躍・回転が安定します。大切なのは足先の開き具合そのものより、股関節から回して膝とつま先を同じ方向へそろえることです。無理に足先だけ開くと膝や足首に負担がかかることがあるため、股関節の柔軟性と筋力を段階的に育てることが重要とされます。
ターンアウトは足首や膝でつくるのではなく、股関節から脚全体を外へ回してつくります。足先だけを開こうとすると、脚の付け根の回転が伴わず土台が安定しません。
外へ回したときに膝の向きとつま先の向きが一致していることが、安全に踊るための目安です。膝より先だけをねじって開くと、膝の関節に負担がかかりやすくなります。
見た目の角度を急に広げるより、股関節の柔軟性と、開きを保つための筋力を少しずつ育てることが大切とされます。自分が正しく保てる範囲を土台にします。
脚をどの向きで使うかで分けると混乱しにくくなります。開き具合そのものより、どこから回しているかが見分けるポイントです。
比較表は横に動かせます →
| 比べる点 | ターンアウト(アン・ドゥオール) | パラレル | フォースト・ターンアウト |
|---|---|---|---|
| 脚の向き | 股関節から外へ回して開く | 左右の脚を平行にそろえる | 股関節が回りきらないまま足先だけ開く |
| 膝とつま先 | 同じ方向へそろう | どちらも正面へ向く | 膝より先だけがねじれる |
| 見分けるポイント | 回す動きが脚の付け根から始まる | 回さずまっすぐ前を向く | 見た目は開いていても関節に負担がかかる |
「足先をできるだけ大きく開けばよい」と思われがちですが、大切なのは開いた角度の大きさより、股関節から回して膝とつま先がそろっているかです。股関節が回りきらないまま足先だけ開くと、膝や足首に負担がかかることがあるため、指導者のもとで段階的に練習します。
NEXT STEP
WEEKLY LETTER毎週1回を上限に配信
覚えた用語が生きる公演と、実際に学べるワークショップ。公式情報を確かめ、選んだ地域の新着を毎週1回までお届けします。
新着通知について詳しく見る