構成・群舞

アダージョとは?

ゆっくりした動きの組合せや踊り。レッスンと舞台の両方で使う言葉。

あだーじょイタリア語 Adagio(ゆるやかに)

アダージョとは?

アダージョは「ゆるやかに」を意味する音楽用語に由来し、バレエではゆっくりしたテンポで動きをつなぐ練習や踊りを指します。レッスンではバランスや動きのコントロールを養う組合せ、舞台ではグラン・パ・ド・ドゥのゆったりした部分などを表します。一つの決まったステップ名ではありません。

意味
ゆっくりした練習や踊り。単一のステップではない
レッスン
動きをつなぎながらバランスとコントロールを養う
舞台
パートナーとの支えや、持続する動きの美しさを見る

動き・特徴

バーミンガム・ロイヤル・バレエは、アダージョに当たるadageを、バランスや力強さ、なめらかに持続する動きを重視する踊りとして説明しています。形を長く見せるだけでなく、その形へ移る過程も見どころです。二人で踊る場面では、支えによって生まれるポーズや回転にも注目できます。

アダージョをもう少し詳しく

レッスンでの役割

オーストラリア・バレエ団のクラス紹介では、バーの後のセンターで行うadageを、安定性とコントロールを養うゆっくりした動きと説明しています。決まった三つの動作を指すのではなく、先生が組んだ順番を音楽に合わせて踊る練習です。教室で習った内容を優先して理解しましょう。

パ・ド・ドゥとの違い

パ・ド・ドゥは「二人の踊り」という人数・形式の言葉で、アダージョとは同義ではありません。伝統的なグラン・パ・ド・ドゥでは、アダージョから各ダンサーのヴァリエーション、最後のコーダへ進む構成が見られます。作品や振付による違いがあるため、二人の踊りをすべて同じ構成と考えないことが大切です。

代表的な場面と見どころ

『眠れる森の美女』のローズ・アダージョでは、オーロラ姫と四人の王子が踊ります。オーストラリア・バレエ団は、ゆっくりした踊りの中で長くバランスを保つ難しさを紹介しています。鑑賞ではポーズの長さだけでなく、相手が替わるときや次の動きへ移るときの音楽とのつながりにも目を向けてみてください。

レッスンのアダージョ・舞台のアダージョ・アレグロの違い

同じ言葉でも、練習の区分か作品の一場面かで読み分けます。速さだけで難しさは決まりません。

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レッスンのアダージョ・舞台のアダージョ・アレグロの違い
比べる点レッスンのアダージョ舞台のアダージョアレグロ
主な意味ゆっくりした動きの組合せゆったりと展開する踊りの部分快活な動きや跳躍の区分
着目する点安定性と動きを制御する力音楽と動きの持続、相手との関係跳躍の大きさや軽快なつながり
注意先生やクラスによって順番は異なる必ず二人で踊るとは限らない小さな跳躍から大きな跳躍まである

*よくある誤解

「ゆっくりだから簡単」「アダージョは必ず二人の踊り」という意味ではありません。ゆっくり動く間もバランスと動きのコントロールが必要です。レッスンの一人で踊る組合せにも使われ、舞台でもローズ・アダージョのように二人だけではない例があります。

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