前後と左右の種類
前へ進むバランセ・アン・ナヴァンと後ろへ進むバランセ・アン・ナリエール、横へ揺れる左右のバランセ、回転しながら行うものがあります。ワルツ場面では左右の揺れが特に多く使われます。
基礎
3拍子で左右や前後に揺れるように踏みかえる、ワルツのステップ。
バランセは「揺れる」という意味のフランス語で、ワルツの3拍子に合わせ、体重を移しながら3歩で揺れるように踏みかえるステップです。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典は、片足のドゥミ・ポワントへ踏み、もう一方の足を後ろで通し、体重を戻す動きと説明しています。前後(アン・ナヴァン/アン・ナリエール)、左右、回転しながら行うものなどがあります。
進む方向へ一歩踏み出し、その足のドゥミ・プリエで沈んで体重を受け止めます。上半身は進む向きへゆるやかに傾けます。
もう一方の足を先の足の後ろ、ク・ドゥ・ピエ(足首)を通してドゥミ・ポワントで踏み、体を持ち上げます。ここが揺れの頂点になります。
はじめに踏み出した足へもう一度体重を移してプリエへ戻り、次の揺れへ続けます。3歩で一つの波を描くように繰り返します。
名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。
一歩踏み出してプリエで沈み(1拍め)、もう一方の足を後ろのク・ドゥ・ピエ(足首)を通してドゥミ・ポワントで踏みあがり(2拍め)、また最初の足へ体重を戻す(3拍め)、という流れを波のように繰り返します。踏みかえながら上半身を左右へ傾けるため、穏やかな川の流れや風になびくスカーフのような、ゆったりした揺れの質感が見どころで、ワルツ場面で頻繁に使われます。
前へ進むバランセ・アン・ナヴァンと後ろへ進むバランセ・アン・ナリエール、横へ揺れる左右のバランセ、回転しながら行うものがあります。ワルツ場面では左右の揺れが特に多く使われます。
脚の踏みかえだけでなく、上半身を進む向きへ傾けて『揺れ』を見せるのが特徴です。腕や顔の向きは振付・流派で異なります。
バランセはポーズからポーズ、ステップからステップへの間をつなぐために使われます。単独で目立つ技ではなく、ワルツの流れを途切れさせない役割を持ちます。
どれも小さく体重を移していくつなぎのステップですが、その場で揺れるのか、渡っていくのか、滑るのかで質感が分かれます。
比較表は横に動かせます →
「バランス(片足で静止して耐える)」と名前が似ていますが別のものです。バランセは止まって耐える動きではなく、3拍子で絶えず体重を移して揺れ続けるつなぎのステップです。ぐらつきを止めようと固めるより、プリエで沈む拍を使って流れに乗ると安定しやすくなります。
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